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児童虐待件数過去最多。心理的虐待が最多――厚労省
児童虐待相談対応件数の推移を示すグラフ。(厚生労働省の発表資料より)[写真拡大]
厚生労働省が4日発表した児童相談所での児童虐待相談対応件数のまとめによると、2015年度に全国208カ所の児童相談所が児童虐待相談として対応した件数は対前年度比16.1%増の10万3,260件(速報値)で、これまでで最多だったことが分かった。
内容別件数は、心理的虐待が最も多く48,693(構成比47.2%)、続いて身体的虐待28,611(同27.7%)、ネグレクト24,438(同23.7%)となった。性的虐待も1,518(同1.5%)あった。
心理的虐待は増加数でも前年度の38,775件から9,918件増と頭抜けていた。増加の原因について、厚労省では「児童が同居する家庭における配偶者に対する暴力事案(面前 DV)での警察からの通告が増えたことが大きい」としている。
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