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リニアへの財投の3兆円貸し付けには説明必要―民進・岡田克也代表
民進党の岡田克也代表は28日の記者会見で、安倍晋三総理が財政投融資を活用し、リニア中央新幹線を最大8年前倒しで完成させることをめざすとしていることについて「財投はちゃんとお金が戻ってくるから良いということかもしれないが、リニア中央新幹線に巨額のお金を貸し付けることに疑問がひとつある」と提起した。
岡田代表はその疑問は「貸し付けるリスク判断を誰が行っているのかということ」とし「貸し付けだとしても、返ってこなければ最後は税による補てんになる。従来も財投として出されたお金が、採算が取れずに税金により補てんされてきた例がある」とした。
岡田代表は「リニアに対して、従来はJR東海が自らのリスクでやるということで、国は、これを事実上、後押ししてきた。巨額の費用のほか、難しい工事を控えているので、うまくいかなければ成り立たないわけだし、採算はどうなのかという検証も必要。そうしたことを誰がどうやって行い、(財投で)貸し付けるのか。そこが全く見えてこない」と語った。
岡田代表は「財投から巨額の貸し付けをするということになれば、政府として国民への説明が必要」と貸し付け前に説明するよう求めた。リニア中央新幹線には財投で約3兆円の融資が言われ、それにより大阪―東京間のリニア開業を当初目標の2045年から8年前倒しし、2037年にする狙いがある。(編集担当:森高龍二)
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