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原子1個で1ビットを記録する技術
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward曰く、 オランダ・デルフト工科大学の研究者が、1ビット当たり原子1個を使って情報を保持するメモリを開発したそうだ。記録密度は現時点でハードディスクの500倍にも達するという(Engadget、Techcrunch、Nature Nanotechnology、Slashdot)。
このストレージは、銅でできた記録面に走査型トンネル顕微鏡を使って塩素原子を配置することでデータを保持する。塩素原子は格子状に整然と並ぶため、そのうち幾つかの原子を取り除くことで塩素原子が2つの位置をとれるようになり、0と1の表現ができるという。
ただし、このストレージは絶対温度77度の真空中でしか安定しないとのことで、実用化にはまだ遠そうだ。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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