DARPA、ゼロデイ脆弱性の自動発見と自動対処を目指すサイバーグランドチャレンジを開催

2016年7月21日 15:58

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward曰く、 国防高等研究計画局(DARPA)が、自動でゼロデイ脆弱性を発見し、さらにそれへの対処パッチも自動で作成するという技術の開発を競う「DARPA Cyber Grand Challenge(CGC)」を開催する(ロボスタYahoo!FINANCETECH INSIDERSlashdot)。

 ゼロデイ脆弱性が悪用されてからベンダーがその脆弱性に気がつくまでに平均して312日かかっているとされる。その間はハッカーは脆弱性を利用できることになる。CGCは数分以内にこの問題を自動で対処できるようにし、長年にわたる問題を解決することが目的だという。

 CGCは8月4日に決勝戦が行われ、優勝チームは賞金200万ドルが、2位・3位にはそれぞれ100万ドル、75万ドルが贈られる。エントリーは「アメリカに基盤を置くチーム」のみが可能で、一次予選には104チームが出場していたという。

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