みずほ銀行、日系企業の進出支援でカナダ・ブリティッシュ・コロンビア州の3団体と協業

2016年7月14日 14:51

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 みずほ銀行は14日、カナダのブリティッシュ・コロンビア州の経済団体3団体との間で、日系企業の進出支援に関わる業務協力覚書を締結したと発表した。ブリティッシュ・コロンビア州への新規進出や事業拡大を検討する顧客を州政府機関に紹介するほか、各種情報提供を通じて、進出支援を行なうという。

 みずほ銀行が今回業務協力を行なうのは、ビジネス・カウンシル・オブ・ブリティッシュ・コロンビア(Business Council of British Columbia)、アドバンテージBC(AdvantageBC)、HQバンクーバー(HQ Vancouver)の3団体。いずれの団体もブリティッシュ・コロンビア州の経済・産業の発展と州政府機関との関係促進を目的に、同州に新規進出を検討する企業への支援等を行っている。

 ブリティッシュ・コロンビア州は太平洋に面するカナダ西海岸に位置している。中心都市のバンクーバーは北米で取扱貨物量が第3位のメトロバンクーバー港を抱え、日本を含めたアジアとの貿易や交流の窓口となっている。天然資源関連の水産業、鉱物、水力、林業などが基幹産業で、みずほ銀行によると、商社など日系企業約50社が進出しているという。近年は、カナダ産のシェールガスを液化天然ガスとしてアジアに輸出するプロジェクトも計画されていることから、今後、液化天然ガス事業に関連する日系企業の進出も期待される。

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