インドの激安スマートフォンFreedom 251の出荷が始まる。ただし初期出荷は5,000台

2016年7月11日 09:19

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記事提供元:スラド

インド・Ringing Bellsは8日、251ルピーの激安スマートフォン「Freedom 251」の出荷を開始した(The Economics Timesの記事Android Authorityの記事GSMArena.comの記事The Indian Expressの記事[1][2])。

Freedom 251は4インチqHDディスプレイに1.3GHzのクアッドコアプロセッサーを搭載し、OSはAndroid 5.1 Lollipop、3.2メガピクセル/0.3メガピクセル(リア/フロント)のカメラ、1GBのRAM、8GBの内蔵ストレージといったスペックの3G対応スマートフォンだ。Freedom 251が2月に発表された際、約411円(当時。現在のレートでは約377円)という破格の安値が話題となる一方、メディアに提供されたプロトタイプが他社製品のロゴを塗りつぶしたものだったため、詐欺ではないかとの憶測も呼んでいた。なお、プロトタイプはiPhoneまがいのデザインだったが、6月下旬にメディアへ提供された最終製品のサンプルはよくあるAndroidスマートフォンのデザインとなっており、バックパネルに「FREEDOM 251」のロゴが入っている。

当初Ringing Bellsでは6月中の全数出荷を予定していたが、6月下旬の段階では7,000万件の予約に対して20万台しか用意できず、州ごとに出荷台数を割り当てて抽選で購入者を選び、6月30日の出荷開始を計画。しかし出荷はさらに数回遅れ、初期の出荷台数も5,000台まで減少している。8日に出荷されたのは2,240台で、9日に2,000台を出荷し、残る760台は11日に出荷する予定とのこと

代金引換で販売されるFreedom 251は原材料費だけで1,180ルピーかかるため、1台売るたびに929ルピーの赤字となる。広告収入やアプリの販売で赤字を補てんしても、1台当たり180~270ルピーの赤字が見込まれている。そのため、20万台分のパーツはすでに工場に運ばれているが、補助金がなければ数か月以内の出荷は難しいという。Ringing Bells CEOのMohit Goel氏は、インド政府からの補助金が5,000億ルピーあれば、7億5,000万人がFreedom 251を所有してデジタル・インディアの一員になることができるとも述べているとのこと。

このような状況にありながらRinging Bellsでは、フィーチャーフォン4機種(699~1,099ルピー)やスマートフォン2機種(3,999~4,499ルピー)のほか、9,999ルピーの32インチHD LED TVなどの新製品を発表している。 スラドのコメントを読む | モバイルセクション | モバイル | ビジネス | 携帯電話 | Android | お金

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