SBI、フィリピン金融グループのベンチャー投資部門に35%出資―ファンドを共同運用 

2016年6月23日 14:39

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SBIホールディングスは、フィリピンの金融グループICCPのベンチャーキャピタル部門の株式を35%取得し、投資ファンドを共同運用する。写真は、ICCPのWebサイト。

SBIホールディングスは、フィリピンの金融グループICCPのベンチャーキャピタル部門の株式を35%取得し、投資ファンドを共同運用する。写真は、ICCPのWebサイト。[写真拡大]

 SBIホールディングスは23日、フィリピンの金融グループ「インベストメント・アンド・キャピタル・コーポレーション・オブ・ザ・フィリピンズ(Investment & Capital Corporation of the Philippines:ICCP)」と投資ファンドを共同運用する事で合意し、同社のベンチャーキャピタル部門の株式を35%取得したと発表した。今後、両社の海外ビジネスネットワークを活用し、アジア諸国や米国のベンチャー企業への投資機会の追求を図っていくという。

 SBIホールディングスによると、ICCPは主にフィリピンで投資銀行業務、アセットマネジメント、不動産管理等を手掛けている。ベンチャーキャピタル業務は1997年から手掛けており、フィリピンをはじめとしたアジア諸国のほか、米シリコンバレーのベンチャー企業にも投資を行っている。クラウド関連、通信関連等の分野を中心に59社への投資実績を持つ。

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