日産、バイオエタノールを使用できる燃料電池を発表

2016年6月23日 10:38

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記事提供元:スラド

maia曰く、 日産がバイオエタノールで発電する燃料電池「SOFC(固体酸化物形燃料電池)」を使ったシステム「e-Bio Fuel-Cell」の技術を発表した(Car Watchautoblogニュースリリース)。

 SOFCはさまざまな燃料を利用できるのが特徴。北南米やアジアなどで広く流通しているバイオエタノールを燃料にでき、かつEV並の安価なランニングコストとガソリン車並の短いエネルギー充填時間を実現するという。

 航続距離は600km以上で、発売時には800kmを目指す。エタノールには水を最大55%混ぜ合わせることができる。CO2は排出するが、バイオ燃料であれば、カーボンニュートラルになる。ただ、このシステムはかなり高温で稼働し、熱管理が必要となるらしい。

 なお、日産は水素燃料電池車の実用化計画を凍結したとも報じられている(東洋経済)。

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