5月米雇用統計はサプライズ、サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

2016年6月6日 15:45

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記事提供元:フィスコ


*15:47JST 5月米雇用統計はサプライズ、サンワード貿易の松永氏(三井智映子)

こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。

先週金曜日(6月3日)の夜に発表された米5月雇用統計において、非農業部門雇用者数がプラス16万人の市場予想をプラス3.8万人と大きく下回ったことなどから、円相場が1ドル=106円台と一気に円高進行しましたね。

5月米雇用統計について松永さんは、
『今回の非農業部門雇用者数の発表では、3月分と4月分の増加数が計5.9万人も下方修正発表されたことで5月の増加数が大幅悪化しました。3月分と4月分の大幅下方修正分を差し引いても、5月の実質的な増加数は、3.8万人増+5.9万人増=9.7万人増ですから、過去1年間の平均(21.9万人増)を大きく下回っております。』と分析されています。

利上げ時期に関しては、
『今回の米雇用統計の発表を受けて、6~7月の利上げは不可能との見方が増えております。3日時点でのFF金利による利上げ確率は、今年の9月が47%、12月が63%です。今回の米雇用統計の発表を受けて夏場の利上げ観測が消し飛んだものの、9~12月の利上げ観測はかなり高いようです。』
とのこと。

また、米雇用統計を受けてのNYダウやNY原油については
『NYダウやNY原油の底堅さも感じられます。』とおっしゃっていました。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の6月6日付の「米雇用統計」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子《NO》

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