【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家ぶせな氏:レート不正問題による相場の変化

2016年6月6日 07:46

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記事提供元:フィスコ


*07:46JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人投資家ぶせな氏:レート不正問題による相場の変化

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家ぶせな氏(ブログ「FX億トレーダーぶせな「スキャルピング」「デイトレード」ブログ」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2016年5月30日12時に執筆

3年ほど前に、世界有数の金融機関が為替レートを不正に操作していることが明らかになりました。これは、一時的に行なわれたものではなく、少なくとも2009年頃から行われていたことも分かっています。

不正といっても様々なやり方があり、顧客のレートを実際のレートからずらしたり、ロンドンフィキシングなどのイベントを狙ったプライシング操作、アルゴリズムを使った注文執行など、いろいろと明るみに出ました。

このようなことが発覚して以来、ロンドンフィキシングで使用される(適正と思われる)アルゴリズムの割合が大幅に上昇し、発覚前後を比べると大口機関投資家の注文方法に大きな変化が出ています。本当のところは、我々個人投資家が知る由もないでしょう。

しかし、個人投資家にも少なからずその影響がありました。値動きの変化です。
相場はトレンドが発生すると、中期だと数か月、長期トレンドなら数十ヶ月(数年)継続します。トレードしていると「最近値動きが変わったな」と感じることは多いと思いますが、徐々に変化しているため、何がどう変わったかは説明することはできません。ただ、変化していることには間違いありません。

長きに渡って不正が行なわれていた時代の相場と、今後の相場の値動きが同じようになることはないでしょう。たとえ過去の値動きを知らなくても、今後、いつ値動きに大きな変化があるか分からないということは頭に入れておきたいですね。

相場が変わると勝てない、というのではマーケットから退場を迫られます。
現在やっている勝ち方は、果たしてこの先も通用するものか、勝っているうちに将来を考えるのが得策です。過去を豪語するのではなく、どんな相場になろうと常に「現在」勝てるトレーダーこそ、生き残るトレーダーでしょう。

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執筆者名:ぶせな
ブログ名:FX億トレーダーぶせな「スキャルピング」「デイトレード」ブログ《NO》

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