NY原油:反落、米雇用急減速やリグ増加による需給思惑が圧迫

2016年6月4日 03:48

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記事提供元:フィスコ


*03:48JST NY原油:反落、米雇用急減速やリグ増加による需給思惑が圧迫
 NY原油は反落(NYMEX原油7月限終値:48.62↓0.55)。49.26ドルから48.33ドルまで下落した。この日発表の米国の5月非農業部門雇用者数の急減速や、5月ISM非製造業景況指数(総合)の大幅低下を受けて、景気の先行きへの懸念による需要後退の思惑から、原油の売りが先行した。

 また、終盤に米ベーカー・ヒューズ社が国内の石油掘削装置(リグ)稼働数を発表。稼動リグ数が前週比9基増の325基に転じたことから、米国内の原油生産意欲の高まりが示されとして、原油の売りがもう一段強まった。《KK》

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