スズキによる燃費データの不正問題、スズキ側は燃費を不正に良く見せる意図はなかったと発表

2016年6月1日 20:54

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記事提供元:スラド

 スズキが国の定める燃費測定方法とは異なる方法で燃費を測定し、それを燃費データとして発表していた問題で5月31日、同社が記者会見を行って経緯を説明した。これによると、国の定める方法で測定した燃費はスズキが独自に測定し、燃費として公表していたものよりも良い値になっており、燃費を不正に良く見せる意図はなかったという(Car WatchResponse)。

 スズキは問題となっていた14車種について、国の定める方法で燃費を再測定し、その結果「国が認定したカタログ燃費値より良い数値」が得られたことのこと。独自の測定方法を利用した経緯としては、「装置毎等の積上げにより測定された走行抵抗値が車両開発の段階で検証済みであると考えていた」「惰行法による測定値はばらつきが大きく安定していなかった」ためと説明している。

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