鹿島、着衣型の熱中症対策用品ショルダー型送風機「スズフィール」を開発

2016年5月30日 18:08

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 鹿島は30日、プロップ、安研、大興物産の3社と開発チームを組み、熱中症防止への取り組みとして、ショルダー型送風機「スズフィール」を開発したと発表した。

 着衣での熱中症対策としては、長時間にわたる屋外作業者向けのファン付き上着が普及しているが、屋内作業・短時間の屋外作業に従事する作業員や現場の施工管理者向けが課題だった。鹿島では、より安価で手軽に着用できる製品の開発を目指し、昨夏より自社の作業員30名を対象に試作品のモニタリング調査を行ってきた。その結果をもとに改良を加え、ショルダー型送風機「スズフィール」の開発にいたったという。

 「スズフィール」は、作業着の上からの着用が可能。機器のユニット化により着脱が容易で、ベストにはメッシュ素材を採用し通気性を確保している。今年度は、鹿島の工事に従事する協力会社を中心に販売し、次年度以降は、さらなる改良を図って幅広く展開していく方針。

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