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入浴液で大人のおむつかぶれの予防に効果が
高齢化社会が進んでいる。このため、現在、高齢者におけるおむつ利用者も多く、今後もさらに増えると考えられている。一方、高齢者の皮膚は、乾燥しやすい傾向にあるため炎症も起きやすいと考えられる。バスクリンが大人のおむつ使用者を対象とした調査においては、かゆみや肌荒れを発症している方は多いという結果もでているという。
そいこで、バスクリンは、独立行政法人国立病院機構 大牟田病院と、「大人のおむつかぶれに対する入浴液の改善効果について」共同研究を行い、ビタミンB6、イソプロピルメチルフェノール、ホホバ油等を配合した入浴液が大人のおむつかぶれの予防に期待できることを、日本薬学会第136年会で報告した。
今回、新たに富良野産のラベンダーを加えた入浴液に改良し、「おむつかぶれの予防、改善」について科学的・医学的に大人を対象に検証した。)被験者は、おむつ使用の入院患者14 名(男性5名,51.6±15.4歳、女性9名,51.9±11.7歳)。入浴剤使用法は、清拭時の使用としておむつ交換のたびに清拭剤として使用。また、入浴液の使用として入浴のたびに入浴剤として使用。これらは病院にて医師監督の下、看護師により清拭、入浴により製剤を使用した。
測定項目は、角層水分量・ph・外観のvas評価(赤み、ただれなど)大きさ、赤み度合いなど 、官能評価アンケートとした。試験開始7日目から28日目(使用期間)の角層水分量が有意に上昇した。また、試験終了した42日目にかけて(後期観察期)低下傾向を示した。
被験者本人の主観評価においては、かゆみやカサカサ感が軽減し肌質を改善する傾向が認められたという。使用感においては、香りが良い、肌がしっとりした等の評価が高く、総合評価においても高い結果だった。看護師のアンケート(12名)においては、清拭剤および入浴剤ともに香りの評価が高く、肌がしっとりした等の評価は入浴剤で特に感じたとしている。
今回、成人を対象に液体入浴液の効果を検証した結果、角層水分量の増加、phの維持などが認められた。また、対象者および看護師の使用感においては、香りの良さやしっとり感において高い評価を得た。ビタミンB6、イソプロピルメチルフェノール、ホホバ油等を配合した入浴液の使用は、大人を対象としても「おむつかぶれの予防、改善」に効果的であり、入浴および清拭によりおむつ部を清潔に保ち、保湿することが「おむつかぶれ予防、改善」に繋がったと考えられるとしている。(編集担当:慶尾六郎)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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