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合計特殊出生率は1.46―最も高いのは30~34歳の母親
2015年の合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子どもの数)は1.46人と、前年の1.42を上回った。[写真拡大]
厚生労働省は、2015年の合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子どもの数)が1.46人と、前年の1.42を上回ったことを人口動態統計の中で発表した。1.45を超えるのは21年ぶり。
15年の出生数は5年ぶりの増加となる100万5,656人で、前年より2,117人増えた。出生数を母親の年齢(5歳階級)別にみると、29歳以下の各階級では前年より減少しているが、30歳以上の各階級では前年より増加している。最も合計特殊出生率が高いのは、30~34歳だった。出生順位別にみると、第1子が前年より増加し、第2、3子以上では減少している。
また、30代以降の出産が増えており、第1子を出産した時の母親の平均年齢は30.7歳と、過去最高を記録。20年前の05年は27.5歳だった。また、40歳以上では、出生数は約5万4,000人で、うち第1子は約2万1,000人。40歳以上の出生に占める第1子の割合は39.1%だった。
合計特殊出生率を都道府県別にみると、沖縄県(1.94)、島根県(1.80)、宮崎県(1.72)、鳥取県(1.69)、 熊本県(1.68)が高く、東京都(1.17)、京都府(1.26)、北海道(1.29)、宮城県(1.31) 、埼玉県(1.34)、神奈川県(1.34)、大阪府(1.34)が低かった。
婚姻件数は、63万5,096組(前年比8,653組)で戦後最少を記録した。
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