東大の教育用計算機システムにハイパーバイザを使ったトリプルブート対応のMacが導入される

2016年5月21日 13:08

印刷

記事提供元:スラド

 東京大学の学生・教職員向け教育用計算機システム(ECCS)がASCII.jpで紹介されている。このシステムではハードウェアとしてはMacを使用しているが、UEFI等がカスタマイズされており、ネットワーク経由でWindowsおよびOS X、LinuxのいずれかのOSイメージを各マシンに配信し、それぞれをブートできる仕組みになっているそうだ。

 このシステムは「vThrii」と呼ばれており、vThriiがハイパーバイザーとして稼働して各OSはその下の仮想環境内で動作することになる。これにより、たとえばユーザーがストレージに変更を加えた場合でも再起動するだけでそれを元に戻したり、差分形式でOSイメージを配信したりといったことが可能になるという。いっぽう、現状ではOS内で仮想マシンを動かせないというデメリットもあるそうだ。

 スラドのコメントを読む | アップルセクション | Linux | 教育 | アップル | Windows

 関連ストーリー:
Psystar、一般的なPCへのOS Xのインストールを可能にする「Rebel EFI」を販売開始 2009年10月26日
Intel MacでWindows XPの起動に成功 2006年03月17日
東大の次期教育用システムはMacベース 2003年09月25日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事