Hyperloop One、Hyperloopの推進システムを公開テスト

2016年5月14日 21:23

印刷

記事提供元:スラド

Hyperloop One (旧Hyperloop Technologies)は11日、超高速交通システム「Hyperloop」で使用する推進システムの公開テストを初めて実施した(ExtremeTechの記事The Guardianの記事The Next Webの記事動画)。

Hyperloopは減圧チューブ内でポッドを浮上させることで最高時速1,200kmを実現し、600kmほど離れたサンフランシスコとロサンゼルスを30分以内で結ぶという。ただし、今回はリニアモーターによる推進システムのテストのみが行われ、車両が線路上を浮上せずに走ったようだ。米ネバダ州のノースラスベガスで行われた公開テストでは、スタートから1.1秒で時速187kmに到達している。年内には実際にチューブ内で浮上するポッドを使用したテストも実施予定とのことだ。

Hyperloopはイーロン・マスク氏が提唱したもので、現在Hyperloop OneとHyperloop Transportation Technologiesがそれぞれ開発を進めている。 スラドのコメントを読む | テクノロジー | 交通

 関連ストーリー:
イーロン・マスクの次の目標は超音速電気飛行機 2016年02月13日
チューブ型交通機関の真の目標は火星? 2015年07月18日
SpaceXが時速1200km以上を目指すチューブ型鉄道の設計コンペを開催へ 2015年06月20日
JR東海L0系車両、有人走行で時速590kmの世界記録を達成 2015年04月17日
2人乗り高速輸送システム「skyTran」、イスラエルで技術試験システム建設へ 2014年07月06日
チューブ内を走る浮上式鉄道「Hyperloop」、8月に暫定案が公開されるかも 2013年07月18日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事