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改正サイバー法により、新たな国家資格「情報処理安全確保支援士」設置へ
あるAnonymous Coward 曰く、 「サイバーセキュリティ基本法及び情報処理の促進に関する法律の一部を改正する法律案」が4月15日に成立し、新たなサイバーセキュリティ人材の国家資格「情報処理安全確保支援士」が設置されることになった(経済産業省のニュースリリース、ITproの記事)。
情報処理安全確保支援士は情報セキュリティスペシャリスト(SC)とは異なり、合格後は登録や定期的な講習の受講が義務付けられ、守秘義務も課せられる。講習を受講しなかった場合や信用失墜行為があった場合には登録の取消や名称の使用停止といった措置が取られるほか、守秘義務違反に対する罰則もある。
一方、SCは支援士に置き換えられる形となる。2017年度よりSC試験は廃止され、情報処理技術者試験と同日に支援士の試験が行われるようになるという。試験内容も現行のSC試験をベースにしたものとなり、既存のSC試験合格者(旧セキュアドやTEも含む)は支援士試験を免除されるとのこと。
改正法では日本年金機構での情報流出事案を踏まえ、これまで行政機関のみに限られていた内閣サイバーセキュリティセンター(NISC) によるセキュリティ評価・監査を独立行政法人や特殊法人にまで拡大する既定が盛り込まれている。業務拡大に伴い、一部の事務作業はIPAへ委託可能になるとのことだ。
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