地震避難者のエコノミークラス症候群が相次ぐ

2016年4月20日 09:01

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 先日の地震以後、余震への不安から多くの人が車での寝泊りを続けている熊本では、エコノミークラス症候群とみられる患者が相次ぎ、18日には地震後初となる死者が発生した(NHK西日本新聞)。

 今回の熊本地震では最初の地震後に激しい本震が発生したことから余震への不安が強く、車中泊を続けている人が益城町だけで数千人にも上っている。断水による水分の不足と狭い空間での避難生活によりエコノミークラス症候群とみられる患者が相次いでおり、19日時点で熊本県内で23人が発症(熊本日日新聞の速報)、そのうち2人が意識不明の重体、1人が死亡という深刻な事態となっている。

 エコノミークラス症候群の予防には水分補給と適度な運動が欠かせないが、中には周囲を歩くなど予防を務めていたにも関わらず水分が確保できず発症してしまった事例もあるとのことで、注意が呼びかけられている。

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