日米の注目経済指標:3月の米中古住宅販売は反動増の予想

2016年4月16日 15:12

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記事提供元:フィスコ


*15:12JST 日米の注目経済指標:3月の米中古住宅販売は反動増の予想
・4月18日-22日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。

■19日(火)午後9時30分発表予定
○(米) 3月住宅着工件数-予想は117万戸
参考となる2月実績は117.8万戸で予想を上回った。一戸建て住宅の建設が増加したことが要因。地域別では西部、中西部の着工件数が増加した。3月については、2月に増加した反動でやや減少する可能性がある。ただし、115万戸程度であれば住宅市況の悪化を示唆するものではないとみられる。

■20日(水)午後11時発表予定
○(米)3月中古住宅販売件数-予想は527万戸
参考となる2月実績は508万戸、前月比では-7.1%で市場予想を下回った。北東部、中西部の販売が特に減少した。販売に対する在庫比率は4.4カ月で2月の4カ月を上回った。
3月については在庫不足が解消しつつあることや2月の反動で増加すると見込まれている。大幅増加は期待できないが、市場予想は妥当な水準か。

■21日(木)午後11時発表予定
○(米)3月景気先行指数-予想は+0.3%
参考となる2月実績は前月比+0.1%で市場予想の+0.2%を下回った。住宅建設許可件数、株価、消費者期待度、新規受注は弱含みだった。3月については2月と比べて改善している項目があることから、2月実績の+0.1%を上回る可能性が高いとみられる。

■22日(金)午後10時45分発表予定
○(米) マークイット4月製造業PMI-予想は51.7
参考となる3月実績は51.5。製造業の業況は底入れしつつあるが、ドル高の影響は残されており、生産や雇用で大幅な改善は期待できないとの見方が多い。4月は3月実績を多少上回る見込みだが、市場予想は妥当な水準か。

その他の主な経済指標の発表予定は、19日(火):(米)3月住宅建設許可件数、20日(水):(日)3月貿易収支、21日(木):(米)4月フィラデルフィア連銀景況調査。《FA》

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