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グライダーで9万フィートの高度記録を目指すプロジェクト、実験コンテストも計画中
あるAnonymous Coward 曰く、 エアバスが支援するPerlan ProjectのSteve Fossett氏とEinar Enevoldson氏は、2002年に成層圏山岳波を利用してエンジンがないグライダー「Perlan I」で42000フィートという高度記録を達成した。彼らは今年の夏頃、新型の「Perlan II」でU-2とSR-71を上回る90,000フィート以上に到達することを目指している。Perlan IIは、2人乗りで翼幅84フィート(約25.6メートル)、総重量1,800ポンド(約816キロ)で、与圧キャビンも備えている(FlyTeam)。
Perlan IIはエンジンがないことから、汚染されていない成層圏の空気サンプルを収集し、オゾンを破壊する化学物質量を測定することや、高高度飛行の安全性を確保するための高高度気象現象の分析、火星とほぼ同じ大気圧での操縦性などのさまざまな実験が行えるという。
また、このPerlan IIを利用した実験コンテストも計画され、非営利の教育団体「Teachers in Space」の学生チーム10団体のの参加が決まっている。この学生チームは宇宙研究用小型衛星「CubeSat」を使った実験を行う予定だ(Yahoo! FINANCE、AIRBUS PerlanProject、Slashdot)。
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