ミズノ、スポーツ保険の提供を開始 ゴルフや通勤・通学に伴うリスクを幅広くカバー 

2016年3月19日 23:53

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記事提供元:エコノミックニュース

 スポーツ用品大手ミズノ<8022>は2016年3月1日から、同社オンラインショップを通して「ミズノスポーツ保険」の提供を開始した。これはスポーツ中に生じた障害や賠償をカバーする保険サービスで、ミズノの会員組織「CLUB MIZUNO」の会員に向けに用意されたものだ。

 この保険は保険大手、三井住友海上火災保険と共同で開発され、三井住友海上が引き受け保険会社となる。

 補償プランは「ゴルフコース」「日常生活・自転車コース」「スポーツサポートコース」の三つ。ゴルフコースではプレーに伴う傷害・賠償の他、ホールインワン保険(ゴルフにはホールインワンを出した本人が祝いの祝儀などを周囲に配ったり、宴会を開くなどのプレー文化が存在するため、その祝いにかかった費用を補償する保険)もこのプランでカバーされる。

 通常のスポーツ関連補償には「スポーツサポートコース」が用意され、スポーツ中の傷害、用具の破損や外部への賠償をカバーする。

 「日常生活・自転車コース」では通勤・通学、サイクリングに伴うリスクを幅広く補償するが、通勤や通学で自転車を使う人は多く、昨今の自転車による事故に不安を抱いている自転車のライダーには心強いものだ。

 スポーツはその活動そのものが「力と力のぶつかり合い」のような性質を持つ。それゆえ、プロもアマチュアも関係なく、事故による怪我や他者への賠償の問題は常に念頭に置かなければならないが、一方で通学・通勤中の怪我や賠償のリスクは対策が手薄になりがちだ。

 日本スポーツ振興センター学校安全部が公表している資料「特集・通学中の事故」によれば、01年から11年までの通学中の死亡事故では、中学生48%、高校生54%が自転車に乗っていた時に発生したものだというデータがある。さらに、最近では自転車ライダーのスピードの出し過ぎによる交通事故が社会問題化しており、通学・通勤の足となる自転車の事故には一層の注意をしなければならない。(編集担当:久保田雄城)

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