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Google Playのデベロッパーポリシー、他のアプリ内の広告をブロックするアプリを禁止
Googleは1日、新しい「デベロッパーポリシーセンター」の運用を開始した。デベロッパーポリシーには、他のアプリ内の広告をブロックするアプリを明確に禁じる記述もみられる(Android Policeの記事、Softpediaの記事、Business Insiderの記事、Gadgets360.comの記事)。
デベロッパーポリシーセンターでは「デベロッパープログラムポリシー」として、Google Playで公開するアプリの制限や禁止事項などを「Google Playデベロッパー販売/配布契約書 (以降、開発者契約)」よりもわかりやすくまとめており、違反となる例を具体的に記載している。
開発者契約には広告ブロックソフトウェアを明確に禁じる項目はなく、広告ブロックソフトウェアが却下または削除される場合には開発者契約の4.4項に違反 (第三者の端末、サーバー、ネットワーク、またはその他の財産またはサービスへの妨害、中断、損害、または許可されていない態様でのアクセスとなる行為の禁止)することが通知されるだけだった。
デベロッパーポリシーセンターでは「Apps that block or interfere with another app displaying ads. (広告を表示する他のアプリをブロックまたは妨害するアプリ)」がポリシー違反となる例として挙げられている。つまり、他のアプリのアプリ内広告をブロックするようなアプリは禁止ということになる。実質的にはこれまでと変わらないようだが、具体例が示されたことで基準が明確になった。なお、日本語版では該当の項目が「広告を表示して他のアプリをブロックまたは妨害するアプリ。」となっているのが気になるところだ。
広告ブロック機能を搭載したWebブラウザーや、WebブラウザーのコンテンツブロックAPIを使用するプラグインについては開発者契約書の4.4項に抵触しないと思われるが、「Adblock Fast」は4.4項に抵触するとしてGoogle Playから一時削除されている。デベロッパーポリシーとして明記されたことで、このようなトラブルは防止できるだろうか。 スラドのコメントを読む | ITセクション | Google | ソフトウェア | 広告 | デベロッパー | Android
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