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2.4GHz帯ワイヤレスマウス/キーボードのUSBドングルに存在する脆弱性「Mousejack」
多くのワイヤレスマウス/キーボードに存在し、キーストロークなどを攻撃者が送信可能な脆弱性「Mousejack」の詳細が公表された(プレスリリース: PDF、CERT - VU#981271、MIT Technology Reviewの記事、Consumeristの記事)。
Mousejackは非Bluetooth接続の2.4GHz帯ワイヤレスマウス/キーボードで使用するUSBドングルに存在する脆弱性。攻撃者は15ドル程度のUSB無線ドングルと数行のコードで最大100mの距離からキーストロークの送信などが可能となり、PCを乗っ取ることができるという。キーボードレベルの脆弱性であることから、Windows、OS X、LinuxなどOSにかかわらず影響を受ける。
発見者のBastilleはLogitechやDell、Lenovo、Microsoft、HPなどの製品で脆弱性を確認しているが、非Bluetooth接続のドングルの多くに存在するという。Logitechは修正版のファームウェアを提供しているが、多くのドングルにはユーザーがファームウェアを更新する仕組みが備わっていないとのこと。LenovoでもLenovo 500シリーズのワイヤレスマウス/キーボードについて修正版のファームウェアをリリースしているが、ファームウェアの書き込みは製造時のみ可能とのことで、ユーザーの申し出があれば交換すると説明している。
このほか、現在確認済みのデバイスについてはBastilleのWebページを参照してほしい。 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | 入力デバイス | セキュリティ | バグ
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