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Google ChromeのSPDYサポート終了は5月15日
headless 曰く、 Googleは11日、Google ChromeでのSPDYサポートを5月15日に終了すると発表した(Chromium Blog、VentureBeat)。
Googleでは昨年2月にChrome 40以降で順次HTTP/2サポートをロールアウトし、2016年の早い時期にSPDYのサポートを終了することを発表していた。以降、サーバー・ブラウザーともにHTTP/2の導入が進み、現在ではChromeに配信されるリソースの25%以上がHTTP/2を使用しているという。一方、SPDYは5%以下にとどまるということで、SPDYサポートを終了してHTTP/2に全面移行しても問題ないと判断したようだ。
5月15日以降、HTTP/2をサポートしないサーバーからChromeへの配信はHTTP/1.1が使われることになる。GoogleではHTTP/2で強化されたパフォーマンスは得られないものの、機能的には全く変わらないとしている。ただし、サーバーがSPDYを使用していた場合、パフォーマンスが低下することになりそうだ。
このほか、昨年発表されていた通り、SPDYのサポート終了と同時にTLSプロトコルのNPN拡張もサポート終了する。NPNはSPDYを使用するか、HTTP/2を使用するかをサーバーとクライアントがネゴシエーションするために使われるが、ALPNへの移行が進んでいる。既にChromeではネゴシエーションの99%がALPNを使用しており、サーバーはSSLライブラリをアップグレードすることでALPNのサポートが可能になるとのこと。
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