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マクドナルド、2年連続の赤字―赤字幅は過去最大の347億円に拡大
日本マクドナルドホールディングスの売上高と純利益の推移を示すグラフ。[写真拡大]
日本マクドナルドホールディングスが9日発表した2015年12月期の連結決算は、売上高が同14.8%減の1,894億7,300万円、純利益は347億400万円の赤字(赤字幅は前年比58.9%増)と大幅な減収減益だった。赤字幅は前年の2014年12月期年を上回り、2001年の上場以来の過去最悪を更新した。
同社によると、既存店客数は前年比11.6%減、全店客数は同12.3%減だった。2014年夏に発覚した期限切れ鶏肉問題や異物混入問題で利用客の減少が続いている。
同社は赤字拡大の要因として、売上高の減少、2016年度以降の再成長に向けた「ビジネスリカバリープラン」に伴う投資を155億円実施したこと、減損損失や戦略的閉店などに伴う特別損失を合計72億円計上したことを挙げている。
一方、1-3月期は既存店売上高が前年比32.3%と大きく落ち込んだのに対して、10-12月期は1.8%増になるなど、下期以降は回復基調にあるという。
2015年12月期の営業利益は252億3,300万円の赤字(赤字幅は前年から3.76倍に拡大)、直営店舗とフランチャイズ店舗の合計売上高となる全店売上高は前年比15.6%減の3,765億5,200万円だった。
2016年12月期の業績予想は、全店売上高が前年比12.9%増の4,250億円、売上高が同16.1%増の2,200億円、営業利益が3,300億円、純利益が1,000億円と、黒字転換を見込んでいる。
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