【銘柄フラッシュ】MRTなど急伸し大手銀行株は強制評価減の懸念などで連日安値

2016年2月5日 17:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 5日は、「マイナス金利」の副作用でこのところさえない大手銀行株が機関投資家の「有価証券の減損」(強制評価減)などの会計処理にともない一段と売らされる可能性があるとの見方が言われ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1)が13時過ぎにかけて一時5.3%安まで下げ、昨年来安値を6日連続更新。三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)も一時4.4%安となり昨年来安値を6日続けて更新。みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)は5.4%安の場面があり3日続けて昨年来の安値を更新した。

 一方、原油安の影響でやはり冴えない展開が続いてきた石油株はJXホールディングス<5020>(東1)が大引けで3.4%高の3日続伸となり、出光興産<5019>(東1)も3.1%高となり3日続伸。また、住友金属鉱山<5713>(東1)は資源市況の下げ一服感に加え、「マイナス金利」の影響で預貯金から金や貴金属に資金がシフトする可能性が言われて5.7%高。シャープ<6753>(東1)は台湾・鴻海精密工業の支援など再建の具体化に期待が強まり、14時20分にかけて一段高の16.3%高まで上げ大幅続伸。

 グリー<3632>(東1)は15.3%高となり東証1部の値上がり率1位。楽器のヤマハ<7951>(東1)は四半期決算などが好感されて15.2%高となり値上がり率2位。ビーピー・カストロール<5015>(東1)も好決算などが好感されて11.0%高となり値上がり率3位。ゼリア新薬工業<4559>(東1)も好決算などが好感されて10.2%高。

 MRT<6034>(東マ)は国内初とされるスマホ・タブレットを用いる遠隔診療サービス発表などが好感されてストップ高の21.6%高。ラクス<3923>(東マ)はメール配信システムで先行し夏の選挙を意識する様子があるようで10.4%高。インフォテリア<3853>(東マ)はフィンテック(金融IT)関連株の人気再燃なら必ず出番ありとされて反発し5.7%高。ジェイテック<2479>(JQG)は連日、多言語対応注文支援システムの特許が材料視されて3日連続ストップ高の24.4%高。RSC<4664>(JQS)は警備中堅でリニューアル工事のため休館してきた「サンシャイン60展望台」の4月オープンが思惑材料との見方があり10.3%高。デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム<4281>(JQS)は第3四半期決算の大幅増益などが好感されて6.9%高となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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