スマートフォン向けゲーム「グランブルーファンタジー」でガチャの「出現率」表記が問題に

2016年1月12日 23:32

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 Cygamesが運営し、登録者数が600万人を超えているというソーシャルゲーム「グランブルーファンタジー」で、いわゆる「ガチャの確率表記」に関する問題が発生しているという(4Gamer)。これを受けて運営側が謝罪を行う事態になっているという(ITmedia)。

 今回問題となっているのは複数のキャラクターを対象にガチャでの「出現確率がアップ」と表記されているにも関わらず、特定のキャラクターは出現確率が低く抑えられているのではないか、というもの。出現確率が上昇はしているものの、対象となっている他のキャラクターより上昇率が低くなっているのにそれを表記しないのは優良誤認である、ということらしい。

 署名サイトChange.orgではこれに対し景表法違反の疑いを指摘し、立ち入り検査を求める署名まで行われている模様。

 ほかにも、今回確率が上がるとされた(けれども、あまり高くはなっていなかった)キャラクターと、新規実装のキャラクターを両方揃えるとゲーム進行上有利になるコンテンツがあり、これがかつて規制がかかったコンプガチャに該当するのでは、という指摘もされている。

 タレコミ人としては「有利になる」と「プレイできる」では違うので難しいように思える。とはいえ、もし、このキャラクターを両方揃えないと他のキャラクターでは勝負にならず、ゲームとしてクリアできないというレベルであればコンプガチャと言われても仕方が無いようにも思えるので、実際にプレイしている方の意見を知りたいところだ。

 また、4Gamerの記事ではソーシャルゲーム界隈の問題点についても指摘されているが、こうして見ると業界団体が機能しないまま市場だけはでかくなっている今のソーシャルゲーム業界は危険が多いなぁ、と個人的に思わざるを得ない。

 余談となるが、タレコミ人の最近遊んでいるソーシャルゲーは初期にメンテばかりしていた以外はあまり炎上要素がない。これはこれで平和でいいな、というのが感想だ。

 スラドのコメントを読む | ゲーム | お金

 関連ストーリー:
スマホ向けゲーム「Fate/Grand Order」、不具合多発で炎上 2015年08月05日
「レアアイテム商法」の是非が話題に 2014年05月07日
一般社団法人ソーシャルゲーム協会、解散へ? 2014年04月15日
スマホ版ドラクエの返金騒動、ほかのゲームにも波及 2014年02月07日
スマホ版「ドラゴンクエストモンスターズ」、「課金ガチャ」画面の「地図の色」で返金騒動に 2014年02月06日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事