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日韓が未来志向の新時代に入る―国会報告で安倍首相
第190通常国会が4日、召集された。会期は6月1日までの150日。今年度補正予算案の審議から、与野党の論戦が幕開けとなる。4日は安倍晋三総理が外交報告を、麻生太郎財務大臣が補正予算について財政演説を行った。これを受けての各党の代表質問は6日、7日に行われる。
外交報告で、安倍総理は日韓間の大きな課題になっていた「慰安婦問題」について、さきの日韓首脳会談で「将来の世代の障害にならないようにすることが重要との観点から、両国間での協議の加速化をすることで合意し、これを踏まえて、12月28日の日韓外相会談での合意、わたしと朴槿恵大統領との首脳電話会談を通じ、この問題が最終的かつ不可逆的に解決されることになった。これを持って、日韓関係が未来志向の新時代に入ることを確認している」と報告した。
また、日中韓サミットについては「かねてから隣国ゆえに難しい課題があるが、だからこそ、首脳レベルでも前提条件を付けずに率直に話し合うことが重要と繰り返し述べてきた。そして、それが実現した。日中韓3か国の協力の枠組みが完全に回復した」と成果を強調。また「日中韓サミットを定期的に開催すること、日本が今年、議長を引き継ぐことに合意した」と報告した。
安倍総理は「海外出張を通じ、世界の平和と繁栄のために国際社会は何を為すべきか、我が国はどのような貢献を行うことができるのかについて、国益を踏まえ、我が国の主張を明確に訴え、それは結果にも十分反映され、大きな成果をあげた」と外交の成果をアピールした。(編集担当:森高龍二)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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