メモリーカードを保存メディアに選ぶ危険性

2016年1月2日 12:37

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記事提供元:スラド

masakun 曰く、 ヨドバシカメラの店頭にある「メモリーカードをアルバムとして使う方が増えている」というポップ掲示に対し、「数年後にデータ蒸発して泣くパターンでしょ」というツッコミが入ったまとめが注目されていた(Togetter まとめ)。

 ヨドバシカメラのショッピングサイトをみると「16GBという大容量で、たくさんの写真を保存することができます」なんて感じでSDHCカードが販売されている。しかしSDカードやSSDで採用されているNAND型フラッシュメモリは書換回数に上限があるだけでなく、長期間の放置でデータが自然消滅することが意外に知られていないようだ。しかも最近の安価で大容量の民生品が採用するものはデータ保持期間が1〜2年とさらに短くなっているという(ボイスナビFAQ)。そのためヨドバシカメラが推奨するメモリーカードごとアルバムに保存しておくやり方だと、数年後画像データを読み出せなくなる恐れがきわめて高い。

 かといってCD-Rに焼いても管理がまずいと数年で読めなくなり、タレこみ人のように年末の大掃除で大量に処分する羽目になる(ハードディスクに元データがあった)。データの移し替えが面倒と言う方でもお手軽に動画や画像データを管理して保存するすべはないものだろうか。たとえば脳内にある思い出をデジタルで出力できるインターフェースなんてあったら便利だよね。

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