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日本の政治を正すため今年こそ野党は一つに―生活・小沢代表
生活の党の小沢一郎共同代表は新春号(2016年1月号)の党機関紙で「日本の政治を正すために、今年こそ野党は一つになって戦い、自公に勝ち、参議院の議席を逆転し、国民生活に目を向けた新しい政治の展開を始めなければならない」と野党が結束し、民主主義が機能する受け皿づくりを呼びかけた。
小沢代表は今年を振り返り「議会政治そのものが形骸化し、ほとんど機能しなかった一年だった」と指摘した。その理由は「安倍首相の数だけに頼む議会運営にある」と責任提起した。
小沢代表は「民主主義は最終的には数ですから、多数決を否定するわけではありませんが、安全保障関連法の制定に象徴される安倍政権の議会運営は、数の力で押し通すだけの、あまりにも傲慢で、強権的なものだったと思います。こういうやり方は日本の議会制民主主義を冒涜するものだと思います」と問題視した。
そのうえで、自公政権に対抗するために、野党の結束を呼びかけた。小沢代表は「先のフランスの地域選挙をみると、極右政党・国民戦線の躍進を阻止するために、かつて犬猿の仲だったオランド大統領とサルコジ前大統領が手を結びました。『フランスを守るために全ての政治家が立ち上がらなければならない』という大義のもとに、社会党と共和党がお互いに弱い選挙区をカバーし合うことで、国民戦線のル・ペン党首が将来大統領になることを阻止したのです」と成功例をあげた。
そして「こうした戦略をとることは民主主義が進んだ国では当たり前のことで、最悪を阻止するためにベターの選択をするということ。政党はそのための受け皿を作るためにお互いに今までの経緯や立場の違いを乗り越えて一緒になるのは何も悪いことではありません」と『野合』との与党側の批判をけん制した。(編集担当:森高龍二)
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