高齢の猫の脳でアルツハイマー病と同じような神経細胞の脱落が確認される

2015年12月16日 18:09

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記事提供元:スラド

pongchang 曰く、 高齢のネコに、ヒトのアルツハイマー病に特徴的な「アミロイドベータの沈着」「異常なタウが蓄積」「神経原線維変化と海馬の神経細胞の脱落」といった所見が見つかったそうだ(時事通信発表論文)。

 犬や猿は老人斑ができるが、神経原線維変化と神経細胞の脱落は確認されない。遺伝子操作マウスでも発症過程を再現できていないので、ヒトのモデルとしてネコは有効かもしれないという。

 なお、先行するツシマヤマネコの検討では「βアミロイドの沈着は顆粒状び漫性で老人斑は認められなかったが、神経原線維変化の形態、脳内分布、構成タンパク質はヒトのアルツハイマー病のそれらと同じであった。また、βアミロイドのアミノ酸配列は他の動物種とは異なっていた」という(東京大学のResearch News)。

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