人工培養肉、昆虫、海藻、「明日のミートボール」とは

2015年12月15日 14:53

印刷

記事提供元:スラド

IKEAの外部研究機関としても知られるデンマークのSpace10が、近い将来の食糧危機に備えて提案されているさまざまな対策や代用食材をミートボールの形で視覚化している(Space10 — Tomorrow's MeatballThe Vergeの記事)。

ミートボールを使用した料理は世界中で食べられており、複雑な研究をわかりやすく視覚化するためにミートボールの形と大きさをキャンバスに使用したとのこと。代替食材としては人工培養肉や昆虫、海藻などが有力だ。また、必要な栄養素をすべて含み、粉末化された食品も将来の食品として注目されている。

2013年に初めて作られた人工培養肉のビーフバーガーは325,000ドルの費用がかかっているが、現在では10ドル程度で製造可能になっており、環境負担の大きな牧畜に代わる存在として期待されている。昆虫は畜肉と比べて高タンパク低脂肪であり、生産効率も高い。海藻もビタミンやタンパク質、ミネラルなどを豊富に含み、タンク内での培養が可能だ。オレゴン州立大学で培養が続けられている海藻は焼くとベーコンの味になるとして話題になった。

Space10の考える「明日のミートボール」は以下のようなもの。 The Artificial Meatball — 人工培養肉 
 The Wonderful Waste Ball — 廃棄される食品の削減 
 The Urban Farmer’s Ball — 都市型農業 
 The Mighty Powder Ball — 粉末食品 
 The Lean Green Algae Ball — 海藻 
 The 3D Printed Ball — 食品の3Dプリント 
 The Nutty Ball — 穀類・豆類・ナッツ類 
 The Crispy Bug Ball — 昆虫 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 地球 | サイエンス

 関連ストーリー:
ソイレント 2.0はそのまま飲めるボトル入り 2015年08月09日
オレゴン州立大学、焼くとベーコンの味になる海藻を開発 2015年07月19日
幹細胞から作る人造食肉計画 2014年05月27日
ビル・ゲイツやTwitter創設者ら、本当に「鶏肉みたいな味」の肉代用食品に投資 2014年04月29日
動物愛護団体が懸賞金を用意した「人工鶏肉の作成」、実現せずに期間終了 2014年03月06日
これだけで必要な栄養素を摂取できる新たな液状食品「ambro」 2013年11月21日
カナダMcGill大チーム、昆虫食プロジェクトでHultz賞を受賞 2013年09月27日
人工肉バーガー、ロンドンで来週お目見え 2013年08月01日
肉や野菜を食べずに生きられる食品「ソイレント」 2013年05月24日
国連食糧農業機関が「昆虫は有望な食料」という報告書をまとめる 2013年05月16日
食糧問題を解決する鍵は「昆虫」と「人工肉」 2012年08月08日
「ニワトリを脳死状態にして育てる肉工場」のコンセプト 2012年02月27日
世界初の人工肉バーガー、今秋にも実現 2012年02月22日
下水汚泥から作る「うんこバーガー」 2011年06月17日
虫は「地球に優しい」食用肉となる? 2011年01月12日
世界初の「人工食肉」作られる 2009年12月02日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事