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サーバー証明書を無料発行する「Let's Encrypt」がパブリックベータに移行
Printable is bad. 曰く、 Internet Security Research Group(ISRG)は3日、無料でSSL/TLSサーバー証明書を発行する「Let's Encrypt」のパブリックベータ移行を発表した。今後は招待されるのを待つことなく、ドメイン名の所有者は誰でも無料で証明書を取得できるようになる(公式ブログでのアナウンス、和訳)。
Let's EncryptはWeb全体をHTTPS(TLS)化し、安全性を高めることを目的として証明書を無料で発行している。発行される証明書は米大手認証局(CA) IdenTrust社のルート証明書とクロスルートしているため、すべての主要ブラウザが標準で対応している。
具体的な証明書の取得方法については「Let's Encrypt の使い方」が参考になる。細かなコマンドラインオプションなどを知りたい場合には「Let's Encrypt client documentation」を読むことをおすすめしたい。
実際に試してみたところ、CSR(署名リクエスト)の生成といった手動が自動化されており、クライアントのインストールも含めて数分程度の作業で証明書の取得が完了した。
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