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Microsoftが「プライバシーに関する声明」を改訂、プライバシーへの懸念は緩和されるか
Microsoftが「プライバシーに関する声明」を10月に改訂していたそうだ(Ars Technicaの記事、ZDNetの記事)。
改訂版での大きな変更点はMicrosoft HealthやMicrosoft Bandといった新しいサービス・製品に関する記述の追加、Grooveのようにサービス名の変更に伴う記述の変更、学校や企業向けのMicrosoftアカウントや、企業向けサービスに関する記述の追加など。学校や企業向けアカウントの説明が追加されたのに伴い、Microsoftアカウントに関する記述の多くで個人用アカウントに限定する記述が追加されており、細かい表記の変更や誤字の訂正なども行われている。
このほか、Microsoftが収集する情報の適用範囲があいまいだった7月版と比べ、より限定的な適用範囲を改訂版では例示している。中にはMicrosoftのサービスやアプリケーションに限定する記述が追加された項目もみられる。たとえば7月版の「個人情報を共有する理由」では、Microsoftがアクセス、開示、保存することがあるユーザーのコンテンツとして、電子メールの内容や個人的通信、個人フォルダ内のファイルを挙げていたが、10月版では「Outlook.comのメール内容やOneDrive上のプライベートホルダー内のファイルなど」という記述になっている。
全体的に改訂版ではWindows 10のプライバシーへの懸念に対し、修正を行ったものとみられる。皆さんのご感想はいかがだろうか。 スラドのコメントを読む | YROセクション | マイクロソフト | YRO | プライバシ
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