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FBIが匿名ネットワーク「Tor」を傍受、協力者には100万ドルが支払われた?
あるAnonymous Coward 曰く、 匿名化技術Torプロジェクトの責任者を務めるRoger Dingledine氏が、公式ブログの中で「FBIがTorのクラックに成功し、その技術開発のためにカーネギーメロン大学の研究者に少なくとも100万ドルを支払っている」と述べている。
Torは昨年にも匿名解除を目的とした攻撃を受けており、その際に関与が疑われたカーネギーメロン大学の研究者が今回の攻撃にも関係しているとDingledine氏は指摘している。
Roger Dingledine氏は具体的な根拠を説明していないが、MOTHERBOARDによると、違法な商品などを扱う匿名サイト「Silk Road 2.0」関係者であるBrian Farrell容疑者の裁判でFBIが提出した法廷文書が主張の根拠になっている模様。
この捜索令状には「情報源」によってTORとSilk Road 2.0のような隠されたサービスに関する信頼できるIPアドレスが提出されたと記載されていたという。Michael Larson特別捜査官は、これにより「17の闇市場を識別できた」と発言している。
Roger Dingledine氏は、「このような行為は倫理に基づく研究のための信頼と基本ガイドラインを侵害する行為であり、無関係のユーザーを危険にさらすものだ」とコメントしている(ガジェット速報、HELP NET SECURITY、Slashdot)。
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