市販間近なインプレッサ。東京では5ドアHBが、11月17日のLAショーでは新型セダンが発表される

2015年11月12日 11:38

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

がっちりとした塊感のあるインプレッサ5ドアのデザインだったが、11月17日のLAオートショーで発表となるセダンは、リアオーバーハングを延長してトランクを設ける。富士重が公開した写真は、これ1枚。果たしてどんなスタイルだろう?

がっちりとした塊感のあるインプレッサ5ドアのデザインだったが、11月17日のLAオートショーで発表となるセダンは、リアオーバーハングを延長してトランクを設ける。富士重が公開した写真は、これ1枚。果たしてどんなスタイルだろう?[写真拡大]

 第44回「東京モーターショー2015」で展示された市販間近な気になるクルマをピックアップしよう。富士重ブースにおいてワールドプレミアとなった次期インプレッサのデザイン・スタディモデルである「インプレッサ 5ドアコンセプト」だ。プレスブリーフィングで、吉永泰之社長が、「2016年末の市場導入を予定している」と初めて発売時期を公表したモデルである。

 富士重は昨年5月、同社の中期経営ビジョンの発表のなかで次世代プラットフォーム「SGP(Subaru Global Platform)」を開発していることを発表した。そのSGPを採用する第1弾が、この第4世代となる新型インプレッサだ。現状のインプレッサが採用している「SIシャシー」も世界トップレベルの衝突安全性を備えているが、次期SGPはそれを上回る安全性と動的性能を持つ。また、新サスペンションジオメトリーによる高い運動性能と新パッケージングから得られる高い居住性もポイントとなろう。

 プレスに配布された資料には、ボディサイズ全長×全幅×全高4400×1880 ×1440 mm、ホイールベース2670mmと記載され、それ以外にはタイヤサイズが235/40R19、乗車定員5名としか明らかになっていない。デザインはほぼ完成形に近く、張りのある前後フェンダーのボリュームが特徴で、フロントマスクにはお馴染みのヘキサゴングリルが端正に収まっている。ただし、市販モデルでは、幅はやや狭められ、実用的な居住性を得るために車高はアップすると思われる。

 パワーユニットについては何も触れられていないが、現行型の1.6リッターと2リッター水平対向4気筒をキャリーオーバ-。FB型と呼称しているエンジンをトコトン改良して、新たなトランスミッションと組み合わせ、動力性能の向上と燃費性能のアップを図ってくるはずだ。もちろん、ハイブリッドバージョンも当然ラインアップされる。

 米国ロサンゼルスで開催予定の2015年LAオートショー(プレスデー11月17日~19日/一般公開日:11月20日~29日)において、「IMPREZA SEDAN CONCEPT」を世界初公開するというもの。プレスカンファレンスは現地時間11月18日/14:35(日本時間11月19日/7:35)よりスバルブースにて吉永泰之社長が行なうというリリースである。富士重は、11月11日から専用サイトを開設し、IMPREZA SEDAN CONCEPTの画像をはじめ、今後、プレスカンファレンスの情報などを配信する予定。(編集担当:吉田恒)

■関連記事
BMWが展示した、究極の“Mパワー”搭載「BMW M4 GTS」
可変するガンダムEVカーが2016年に走行開始
ホンダ製燃料電池車「クラリティFUEL CELL」が遂に発売に漕ぎつける
ハイブリッドの次の時代を見据えたレクサスが標榜する最上級車「LEXUS LF-FC」
本格化するYAMAHAの四輪事業進出。東京モーターショーで意欲的なスポーツカー提案

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事