シアトル・パイクプレースマーケット名物の「ガムの壁」清掃で消滅か

2015年11月8日 18:28

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記事提供元:スラド

米国・シアトルのパイクプレースマーケットには、20年にわたって人々が噛み終えたチューインガムを貼り付け続ける「ガムの壁」がある。ガムの壁はシアトルの観光スポットとして有名だが、11月10日から大規模な清掃を行い、20年ぶりにガムをはがすそうだ(プレスリリース: PDFLos Angeles Timesの記事Foodbeastの記事Consumeristの記事)。

ガムの壁があるのはマーケットシアターのレンガ造りの外壁。1990年代に劇場の入場待ちで行列する人々がガムを貼りつけたのが始まりだという。ガムの壁として有名になってからは、地元の人々や観光客が年間数百万人訪れるようになり、ガムがさらに貼り付けられていくことになる。

現在、ガムの壁の範囲は高さ2.4メートル以上、幅16メートル以上に及ぶ。レンガ1つに150片、全体で100万片以上のガムが貼り付けられていると推定されている。カラフルなガムが大量に貼り付けられた壁は美しくも気持ち悪く、非常に不衛生でもある。

スチームを使用したガムの壁の清掃作業は10日8時から数日かけて行われる。清掃に先立って、ガムの壁を記念した写真コンテストも9日まで行われているとのことだ。このままガムの壁はただの壁になってしまうのだろうか。それとも人々の力で復元されるのだろうか。 スラドのコメントを読む | ITセクション | グラフィック | 変なモノ | idle | アメリカ合衆国

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