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日米の注目経済指標:米10月小売売上高が予想通りならば株高・ドル高の可能性
*15:32JST 日米の注目経済指標:米10月小売売上高が予想通りならば株高・ドル高の可能性
11月9日-13日に発表予定の主要経済指標のポイントは次の通り。
■9日(月)日本時間10日午前0時発表予定
○(米)10月労働市場情勢指数-9月実績は0.0、
参考となる9月実績は0.0に低下した。失業率は5.1%で低水準を維持したが、非農業部門雇用者数は+14.2万人にとどまった。不完全就業者数は減少しているが、9月の労働参加率は1977年以降では最低となる62.4%に低下した。10月については、非農業部門雇用者数が大幅に増えたことや失業率の低下を受けて1.0を上回る可能性がある。
■10日(火)午前8時50分発表予定
○(日)9月経常収支-予想は+2兆1801億円
参考となる8月実績は+1兆6531億円で14カ月連続の黒字計上。サービス収支が黒字に転じたことや第1次所得収支における黒字が増加したことが要因。9月については、第一次所得収支における黒字額が高水準を維持することや貿易赤字がやや縮小する可能性があることから、経常黒字額は8月実績を上回る可能性が高い。
■13日(金)午後10時30分発表予定
○(米)10月小売売上高-予想は前月比+0.3%
参考となる9月実績は前月比+0.1%にとどまり、市場予想をやや下回った。個人消費はやや伸び悩んでいることや賃金上昇が抑制されていることが要因。10月については、ガソリンスタンドの売上高が減少する可能性があることから、市場予想をやや下回る可能性がある。
■13日(金)日本時間14日午前0時発表予定
○(米)11月ミシガン大学消費者信頼感指数-予想は91.0
参考となる10月実績は90.0で9月実績の87.2から上昇した。ドル高の影響が懸念されたが、悪い数字ではなかった。11月については、個人消費が特に好調ではないことや製造業景況感の改善がやや遅れていることから、10月実績を若干上回る水準にとどまる可能性がある。
その他の主な経済指標の発表予定は、10日(火):(米)9月卸売在庫、12日(木):(日)10月国内企業物価指数、(日)9月機械受注、(米)9月JOLT求人、(米)10月財政収支、13日(金):(米)10月生産者物価指数、(米)9月企業在庫。《FA》
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