2015年第3四半期のスマートフォン出荷台数は3億5,520万台

2015年11月3日 16:18

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記事提供元:スラド

IDCのデータによると、2015年第3四半期のスマートフォン出荷台数は前年の同四半期から2,260万台増加(6.8%増)して、3億5,520万台。第2四半期の3億3,720万台を上回り、2014年第4四半期に次いで出荷台数の多い四半期になっている(プレスリリースVentureBeatの記事)。

ベンダー別にみると、1位のSamsungの出荷台数は前年同四半期から6.1%増の8,450万台。Samsungのシェアは減少傾向が続いているが、前年同四半期からは0.1ポイント減にとどまり、23.8%となっている。出荷台数は第2四半期から1千万台以上増加しており、8月の新機種投入が功を奏したとみられている。フラッグシップモデルに力を入れるSamsungだが、新興国では200ドル以下の低価格モデルが主力になっているとのこと。

2位のAppleは昨年同四半期の3,930万台から22.2%増加して4,800万台となり、シェアは1.7ポイント増の13.5%。四半期ごとの出荷台数の変動が少ないSamsungに対し、Appleは新機種発売後の第4四半期と第1四半期に大幅な増加がみられ、昨年第4四半期にはAppleのシェアがSamsungに0.1ポイント差まで迫っていた。9月発売のiPhone 6s/6s Plusは1週目で新記録となる1,300万台の売り上げを達成しており、今年の第4四半期にはSamsungを逆転する可能性もある。

3位のHuaweiは昨年同四半期の1,650万台から60.9%増加して2,650万台となり、シェアも2.5ポイント増の7.5%となっている。ただし、第2四半期からは1.4ポイント減少している。4位のLenovoは11.1%増の1,880万台で、シェアは0.2ポイント増の5.3%だが、Motorolaとの合計出荷台数は26.8%減、シェアは2.4ポイント減。5位のXiaomiは5.6%増の1,830万台で、シェアは変動なしの5.2%となっている。

ちなみに、第2四半期は4位がXiaomiで5位がLenovoだった。出荷台数は両社とも増加しているが、Xiaomiが40万台増にとどまったのに対し、Lenovoは260万台増。シェアはLenovoが0.5ポイント増、Xiaomiが0.1ポイント減となっている。 スラドのコメントを読む | モバイルセクション | モバイル | ビジネス | 統計 | 携帯電話

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