ジェットフォイルはフェードアウトしてしまうのか

2015年10月27日 07:00

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記事提供元:スラド

maia 曰く、 ボーイングが開発し、その後川崎重工がライセンス生産したジェットフォイルは、国内の需要が一巡したため、過去20年間新造されていないという(川崎は1989年から1995年に15隻製造:Wikipedia)。コストはともかく、新造のニーズがあっても、「搭載する機器のメーカーは5隻分、ウォータージェット推進機については10基分のロットがまとまらないと、生産できない」というのが最大の理由らしい(のりものニュース)。

 ジェットフォイルは高速性(時速70~80km)や乗り心地は快適だが、定員は260名程度で航続距離(450km)も限られている。高速船の雄といえば豪州のウェーブピアサーがある。大型船ながら時速55kmでカーフェリーや物流にも対応できる。国内でも導入例がある(のりものニュース)。

 ジェットフォイルは、中距離航路の旅客専用船として魅力的だと思われるが、どうも未来像が不透明なようである。

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