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【話題株】マツダは9日続伸後の一服で「敵失」による商機に期待、早くも下期の販売予想台数の見直しを期待
マツダ<7261>(東1・売買単位100株)は14日、10日ぶりの反落となり、10時にかけては61.5円安の2260.5円前後で推移している。日経平均の300円安や昨日までの9連騰を考えれば、反落は当然の一服とみて差し支えないといえる。クリーンディーゼル車で先行しており、引き続き独フォルクスワーゲン(VW)のディーゼル排ガス不正問題という「敵失」がチャンス到来となるか、目が離せないところだ。
報道を総合すると、クリーンディーゼル車にはエンジンの排気口からクルマ後部の排ガス出口まで、NOx(窒素酸化物)除去装置などが何段階にもわたって取り付けられているが、マツダのクリーンディーゼル車はエンジンの燃焼システムそのものに独自技術があり、除去装置の果たす役割はVW車ほど大きくはないという。
マツダは、日系メーカーの中では欧州市場の割合が大きく、2015年1月~8月の輸出台数47万2173台のうち、北米は40.9%、欧州は24.5%。また、同期間のグローバル生産台数99万7982台のうち、海外生産の割合は少なめで約38%。言い換えれば輸出割合が多く、株式市場では為替の円安が目立つ局面で注目されることが少なくない。
13日に第2四半期決算を発表したガリバーインターナショナル<7599>(東1)に関する直近の報道では、VW問題の反動的な寄与は足元ではほとんどないと伝えられたが、マツダの第2四半期の決算発表は11月5日の予定。1カ月経つ間に情勢が変化する可能性はあり、投資家の中には早くも下期の販売予想台数の見直しなどまで期待して注目する動きがある。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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