パソニック、メキシコに換気扇の生産拠点を新設 北米向け事業を強化

2015年10月13日 14:59

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 パナソニック エコシステムズは13日、メキシコに換気扇の生産拠点を新設すると発表した。主に北米向け天井埋込形換気扇を生産し、北米の換気扇事業を強化するという。2016年10月に年間25万台規模で生産を開始し、2018年度には年間約130万台を出荷する予定。

 同社によると、今回の拠点はメキシコの生産工場の運営会社パナソニックAVCネットワークス バハカリフォルニア内(PAVCBC)に新設する。従来の中国生産と比較して、リードタイム短縮、コスト力強化などの効果を見込むという。

 同社は、換気扇や空気清浄機などのIAQ製品(Indoor Air Quality:室内空気質)をグローバルに展開しており、現在は中国の工場で、北米、東南アジア、中近東、欧州、中国などに向けたIAQ製品を生産している。今回の拠点新設で、2014年度約100万台だった北米市場の換気扇販売を2018年度150万台規模に引き上げるという。

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