TPP、農業に非常に影響あると思う―自民・稲田政調会長

2015年10月9日 10:17

印刷

記事提供元:エコノミックニュース

 自民党の稲田朋美政調会長は、来年夏の参院選挙について「大変大切な戦い」になるとした。

 また、TPPについて「大変意義のあるものでありますが、例えば、農業について非常に影響があると思います」と非常に影響があると語った。

 稲田政調会長は「まずはきちんと報告を受けてその影響を精査したうえで早急に対応をしていかなければならない、対策を講じなければならないと思っている。その議論の場についても、単に農業だけでなく大変幅広い、非常に大きな大筋合意であるので、そういった議論の場、そしてどういった形で議論を深めていくかということを早急に谷垣禎一幹事長はじめ執行部の先生方とも相談をし、議論を早急に進めていきたい」とした。

 また、参院選挙への取り組みでは「公約作りが非常に大きな政調としての役目だと思っている。昨年の衆院選で経済再生と財政再建、『二兎を追って二兎を得る』ということを約束して勝ったので、その点についてのしっかりとした政策を訴えていきたい」と述べた。

 稲田政調会長は「政権を奪還した3年前のとき以来の安倍政権の成果と同時に、第2ステージに向けた政策をきちんと公約の中に盛り込む。特に、TPPの意義をしっかりと訴え、経済、農業、外交面の維持を訴えると同時に、農業についての影響、それに対する対策をきちんと訴えていく。3年間取り組んできた安倍政権の改革姿勢、本質的な改革にきちんと取り組んでいくということも参院選を通じて訴えていくということが重要と考えている」とした。(編集担当:森高龍二)

■関連記事
価値観、負担、リスクの共有が同盟の構成要素
政権交代実現へオリーブの木 小沢氏呼びかけ
安保法廃止に絞り、共産と選挙共闘要検討 菅氏
軽減税率導入には「反対」榊原経団連会長表明
野党結集へ 志位委員長が相次ぎ党首会談

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

関連記事