ソニー、半導体事業を分社化へ

2015年10月9日 10:15

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 ソニーは6日、主力のイメージセンサーが好調な半導体事業を分社化し、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社を設立すると発表した(プレスリリースロイターThe VergeSoftpedia)。

 今後、ソニー本体の事業部門や研究開発部門に存在する半導体の研究開発や事業管理、営業といった事業機能をソニーセミコンダクタソリューションズに移管し、2016年4月1日の営業開発を目指す。また、半導体の製造を担うソニーセミコンダクタ株式会社と、設計事業会社のソニーLSIデザイン株式会社はソニーセミコンダクタソリューションズの子会社となる予定だという。

 ソニーのデバイス分野では半導体事業のほか、バッテリー事業とストレージメディア事業が主力となっている。バッテリー事業についてはソニーエナジー・デバイス株式会社による事業と製造の一体運営を継続。ストレージメディア事業では2016年4月を目処として、現在製造を行っているソニーストレージメディア・アンド・デバイス株式会社にソニー本体の事業機能を集約する計画とのこと。

 ソニーはイメージセンサーのマーケットリーダーとなっており、同社のイメージセンサーはデジタルカメラのほか、スマートフォンでも広く採用されている。The Vergeの記事では、デバイス分野はソニーの決算報告で強い光を放っているが、分社化によりイメージセンサー事業のパフォーマンスの高さを容易に確認できるようになるとしている。

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