米国で炭酸飲料の販売減少が続く、毒物扱いする自治体も登場

2015年10月8日 11:48

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記事提供元:スラド

taraiok 曰く、 米国では1990年代以降、コーラのような高カロリー炭酸飲料の売り上げが急激に落ちてきているそうだ。

 米国人の約3分の2は積極的にドリンク類の摂取を減らしており、現在ではペットボトルに入った水の売り上げが炭酸飲料をを上回っている可能性があるという。原因としては、米国内での肥満防止のための炭酸飲料・根絶キャンペーンの影響があるという(The New York Timesの記事1The New York Timesの記事2WSJGallupDr. Nick CamposSlashdot)。

 この影響により、多くの職場や政府機関はもちろん、学校内のカフェテリアの自動販売機には炭酸飲料は置かれていない。さらに炭酸飲料は健康を害する毒性物質であるとして、タバコと同じような課税をしようというフィラデルフィアのような自治体もある。それでも炭酸飲料は米国の飲料市場の約25%を占めており、飲料会社の経営を当面の間支えていくだろう。

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