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SafeDiscやSecuROMといったDRM、Vista~8.1でもデフォルトでは動作しなくなっていた
headless 曰く、 Windows 10ではSafeDiscやSecuROMといったDRM技術が採用されたゲームタイトルが動作しないことが以前話題となったが、これらはWindows Vista/7/8/8.1でも動作しなくなっているようだ(MicrosoftのKB3086255、Neowin)。
SafeDiscやSecuROMが使用するのはMacrovisionの「secdrv.sys」というセキュリティードライバーで、Windowsに標準で収録されている。しかし、Microsoftのグラフィックスコンポーネントで発見された脆弱性(MS15-097)の修正にともない、secdrvドライバーのサービスを無効化するセキュリティ更新プログラム「KB3086255」が9月の月例更新で配布されたため、SafeDiscやSecuROMを使用するゲームタイトルが動作しなくなっているとのこと。
KB3086255がインストールされた環境ではsecdrvのスタートアップが「無効」に変更されており、プログラムからサービスを使用できない。Windows 10とは違い、ドライバー自体は存在するので、スタートアップを「自動」または「手動」にすることで(更新前のデフォルトは「自動」)、使用できるようになる。ただし、設定を変更することでシステムが脆弱な状態となるため、必要ない場合は無効のままにしておくことが推奨される。どうしても必要な場合は一時的にサービスを有効にし、必要な作業が終わったらサービスを停止して再度無効化するといいだろう。設定の変更手順はKB3086255の解説ページに記載されている。
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