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入社を決めた理由、トップは「最初に内定をもらったから」でも、数年後には4割が後悔!?
16年卒の就職活動は、学生にとって「売り手市場」。[写真拡大]
16年卒の就職活動は、学生にとって「売り手市場」。だがその分、内定をまだ得られていない学生にとっては、毎日が辛いことだろう。内定をもらったら、すぐにでも入社を決めたい――そんな思いもあるかもしれない。ところが、ある調査によると、「最初に内定をもらった企業」に入社したために、入社後「後悔」している若手社会人も少なくないという。
20代向けの転職サイト「キャリアトレック」などを展開するビズリーチが、自社サイト上で「新卒で就職活動をした22~30歳」の社会人341人を対象にアンケートを行なったところ、就活中の会社選びでは「やりたい仕事」を重視した人が最も多かった。一方、入社の決め手は「最初に内定が出た企業」が最多を占め、「やりたい仕事」は2位にランクダウン。また、新卒で入社を決めた会社について4割以上が後悔していることが分かった。
若手社会人らに「就職活動で企業を選ぶ際に重視したこと(上位3つまで)」を聞いたところ、1位は「やりたい仕事ができる」(53%)、次いで「勤務地・勤務時間など勤務条件がよい」(46%)、3位が「給与・福利厚生などの待遇がよい」(43%)だった。一方、「就職した企業」に入社した「決め手」は、1位が「最初に内定が出た企業だった」で43%を占めている。2位は「やりたい仕事ができる」(36%)だったが、3位は「面接時の面接官の印象がよかった」(27%)で、就活時よりも「最初に内定をもらえた」「面接時の面接官が良かった」などの順位が上がっている。
また、新卒入社した企業について「入社を後悔している」と答えた若手の割合は、実に41%。理由を最大3つまで答えてもらったところ、トップは「自分のやりたいことが明確に定まらないまま就職活動を進め、入社してしまった」(51%)、次いで「業界や企業研究が十分でなく、入社後にギャップが生じた」(50%)、さらに「入社を決めた理由」でトップだった「最初に内定が出たという理由で入社してしまった」も、37%と4割弱を占めた。後悔している理由の4位には、「入社したかった企業が不採用だったため」(27%)がランクインしており、「第一志望には受からなかったが、内定をもらった企業に入った結果『やりたいこととは違う』と後悔している」若手像が浮かび上がる。どんな理由であれ、入社後の「ギャップ」はあって当然、といえるかもしれない。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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