Cortana、英語と中国語から38か国語への翻訳が可能に

2015年9月6日 19:20

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記事提供元:スラド

日本ではまだ利用できないWindows 10のパーソナルデジタルアシスタント「Cortana」だが、米国と中国では翻訳機能が利用できるようになったそうだ(Microsoft Translator Team Blogの記事VentureBeatの記事SlashGearの記事The Vergeの記事)。

翻訳先として対応するのは日本語やクリンゴン語を含む38か国語。米国では英語、中国では中国語の単語やフレーズ、文を翻訳できる。Cortanaに翻訳させるには、英語の場合「Translate (翻訳する内容) in (翻訳先の言語)」(または「How to say ~ in ~」)と言えばいい。タスクバーで直接入力して翻訳させることも可能だ。翻訳結果はCortanaが読み上げるほか、画面にも表示される。Cortanaが翻訳できない場合はBingでの検索結果が表示されるとのこと。

なお、少し試してみたが、翻訳できても読み上げられない言語があるようだ。クリンゴン語については「hello」を訳すこともできなかったので、他の対応言語にも同様のものがあるかもしれない。また、キーボードから入力した場合、翻訳結果は読み上げられなかった。

Cortanaの翻訳機能は、Skype Translatorなどでも使われているMicrosoft Translatorを利用したものだという。Microsoft Translatorを使用した単体の翻訳アプリはWindows 8~10で利用できるほか、Windows PhoneやApple Watch、Android Wearでも利用可能だ。

一方、Windows Insider Program参加者には数か月のうちに日本語版のCortanaを提供すると7月に発表されていたが、Windows 10 Insider Previewのビルド10532以降で利用可能になっているそうだ。Cortanaはオプションのダウンロードとして提供され、オーストラリアおよびカナダ(いずれも英語版)でも利用可能になったという。また、インド(英語版)でも初期のバージョンの提供が開始されているとのことだ(Blogging Windowsの記事)。 スラドのコメントを読む | ITセクション | テクノロジー | ソフトウェア | Windows | IT

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