消息不明となったマレーシア航空370便の残骸に大きな謎

2015年9月3日 13:11

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 昨年3月に消息を絶ったマレーシア航空370便(MH370便)、ボーイング777型の機体の一部とみられる残骸が7月末に発見されたが(過去記事)、この残骸に対し新たな謎が見つかっているという(GIZMODONewsweek)。

 発見された翼がボーイング777型のものであるということは確認されているのだが、シリアルナンバーを刻印したプレートが見つからず、さらにMH370便の整備記録から判断すると、この翼はMH370便のものとは一致しないという。つまり、世界で行方不明になっているボーイング777型機はMH370便しかないにも関わらず、この残骸はMH370便のものではない、ということになる。

 さらに、残骸にフジツボが付いていたことについても疑問が出ている。通常フジツボは海底に沈んでいたものに付くため、どうやって沈んでいたものが急に海岸に打ち上げられたのだろうか、というものだ。この残骸がMH370便のものではないとしたらどこからやってきたのか、そしてMH370便はどこに消えたのか。謎は深まるばかりである。

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